令和7年夏の挨拶
ご存じのようにお盆はご先祖や大切な方が近くに感じられる季節として、日本では古くから大切にされてきました。
お盆の季節になればお墓参りや納骨堂のお参り、また自宅や本堂でのお盆参りなどをして手を合わせ大切な方を偲びます。
大切な方を失って、どのように受け止めたらよいか。これは人類がずっと抱えてきた大きな問いです。
先人はお盆などに手を合わせることを通して、大切な方との別れを受け止め直してきたのでしょうね。
「願土にいたればすみやかに
無上涅槃を証してぞ
すなはち大悲をおこすなり
これを回向となづけたり」
この世でのいのち尽きても、仏さまのお浄土という安らかなところに往かせていただく。そして仏さまとなって、今度は縁のある人々を見守っていく。
浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が読まれた和讃には、そのような内容が記されています。
大切な方とただ別れていったのではなく、死が死で終わるのでもない。
大切な方がお浄土に往き生まれ、仏さまとなって見守ってくださっている。
私たちは大切な方を近くに感じたり、見守られていると受け止めていくところに心が安らぎ温かくなります。
お盆だけに限らずしっかりお念仏いただいて、倶会一処を願って仏縁を大切にしていきましょう。
南無阿弥陀仏 合掌










